月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年11月22日(木)

エレミヤ30章 救いの希望

ひとりの指導者が彼らの間から
治める者が彼らの中から出る。
わたしが彼を近づけるので
彼はわたしのもとに来る。
彼のほか、誰が命をかけて
わたしに近づくであろうか、と主は言われる。(エレミヤ30:21)

 エレミヤ書30章には、裁きと救いが交互に語られています。裁きの部分だけを拾い読みすれば、絶望するほかありません。そこには罪に対する神の激しい怒りと、罪が生み出す悲惨な結末が語られています。

 しかし、神が裁きを実行さえしなければ、罪の世界は安泰なのでしょうか。決してそうではありません。罪の世界は必ず破綻へと向かいます。罪の世界が生み出すこの悲惨さを、しっかりと認めることから、救いへの道が開かれます。罪ある自分に失望する人だけが、心を神に向けることができます。

 エレミヤ書30章は神の裁きの恐ろしさを語りますが、それ以上に、神がもたらす救いの恵みを語っています。

 神は真の指導者の出現を約束します。その指導者はイスラエル民族から出ること、しかも、その者は命を懸けて神のもとに近づくことを語っています。まさに、イエス・キリストを思い起こさせる言葉です。神は1人の救い主を通して、救いの世界を実現しようとなさっています。罪の世界を終わらせ、救いをもたらす神の熱情にこそ、私たちの希望はかかっています。

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