ヨブ42章 御名をあがめさせたまえ
「これは何者か。知識もないのに
神の経綸を隠そうとするとは。」
そのとおりです。
わたしには理解できず、わたしの知識を超えた
驚くべき御業をあげつらっておりました。
…
あなたのことを、耳にしてはおりました。
しかし今、この目であなたを仰ぎ見ます。(ヨブ42:3-5)
神の御名が正しくあがめられるとはどういうことでしょうか。それは、人が神について正しく知ること、そして神の栄光が地上に現されることです。神は栄光に満ちたお方ですから、栄光が増えたり減ったりすることはありません。しかし、私たちの罪が神の栄光の光を曇らせることがあります。
ヨブはひどい苦しみに遭いました。息子、娘、財産を失い、さらに自分はひどい皮膚病になったのです。ヨブ記は、慰めるために来た友人たちとヨブとの対話です。神に逆らった結果、裁きを受けているのだという友人の言葉にヨブは納得しません。神から直接の答えをヨブは望みました。
そのようなヨブにとうとう神は現れ、語りかけます。神が語られたのは創造の御業についてであり、ヨブが求めていた苦難の意味など一切、答えてはおられません。しかし、ヨブは納得したのです。
ヨブが最後に沈黙したように、私たちも生ける神の前に静まることが求められているのではないでしょうか。不平をつぶやくのを止め、神を見上げる。そこからふさわしい神賛美が生まれます。
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