月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年6月27日(水)

詩編11編 主は避けどころ

主を、わたしは避けどころとしている。
主は聖なる宮にいます。
主は天に御座を置かれる。
御目は人の子らを見渡し
そのまぶたは人の子らを調べる。(詩編11:1,4)

 この詩人の周りには、どうやら政敵が多くいたようです。命をつけ狙う者も、彼の心を惑わす者もいたのでしょう。あるとき、彼を惑わす者が言いました。「お前は無力なのだから、もう諦めて逃げればよいではないか」と(1〜3節参照)。

 この言葉は、彼の心を乱すものでした。けれども、この詩人は気を取り直して言いました。「主は聖なる宮にいます。主は天に御座を置かれる。御目は人の子らを見渡し、そのまぶたは人の子らを調べる」と(4節)。

 神は、天の王座からすべての人の心の中を見通し、どんな陰謀をも見破られます。そのお方が私たちの安全地帯、避けどころとなってくださるのです。こんなに心強いことはありません。

 もちろん、神は私たちの心の中をも見抜いておられます。しかし今や、御子イエス・キリストの十字架の贖いのゆえに、私たちは自らの罪を示されつつも、大胆に神の御前に進み出ることができます。ですから、自分自身の力の弱さのゆえに怖じ気づくのではなく、すべてを主に委ねて、勇気をもって世に出て行きましょう。

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