月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年1月23日(火)

イザヤ2章 主がもたらしてくださる平和

主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない。(イザヤ2:4)

 2節に言われている「終わりの日に」とは、この世の終わりの日のことを指しています。つまり、それはイザヤの預言の射程が、今のこの時代を超えて、世の終わりの日、はるか未来に及んでいるということです。

 イザヤが召命を受けた紀元前740年ごろ、中東ではアッシリアが世界帝国の道を歩んでいました。彼らはシリアを占領し、北イスラエルを滅ぼし、この時には南ユダ王国に迫ってきていました。このような危機の中で、イザヤは「アッシリアは神の鞭であり、イスラエルが主に信頼しない時に、主はアッシリアを用いて、イスラエルを撃たれる」、そればかりでなく、傲慢なアッシリアをも撃たれると預言しました。

 私たちには、この世にあってはさまざまな困難や苦しみがあります。しかし、イザヤは主なる神がもたらしてくださる平和、私たちのまことの希望を語ります。「国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。」その日が来たときには主こそ真の支配者であることがわかると宣言しています。

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