月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年12月12日(火)

詩編104編 罪ある者が汚した世のただ中で祈る

彼らはすべて、あなたに望みをおき
ときに応じて食べ物をくださるのを待っている。
あなたがお与えになるものを彼らは集め
御手を開かれれば彼らは良い物に満ち足りる。(詩編104:27-28)

 主イエスは「空の鳥をよく見なさい」(マタ6章26節)と、大切なことを私たちに気づかせようとします。それは、「信仰の薄い」(同30節)私たちが、信仰深い目をもって、神が造られた世界を、よく見るようになるためです。

 上に引用した詩編104編は、壮大な天地創造の描写による賛美の歌です。そこには、主に望みをおき、食べ物を待ち望む生き物たちの姿が、信仰の目で描かれています。

 今、私たちが信仰の目で世界を見るとき、この大自然という神の恩恵を失う危機が見えてきます。創造の冠であったはずの人間の罪と悪ゆえに、全地球に広がる自然界も、空と海に行きかう動物界も、今までにないほど、姿も命も損なわれ、汚されているからです。この現実から目をそらせてはいけません。

 詩編104編の作者は「どうか、罪ある者がこの地からすべてうせ、主に逆らう者がもはや跡を絶つように」(35節)と祈っています。この祈りを必要とする世のただ中に、主イエスはお生まれになりました。この事実を信仰の目をもって見るとき、祈りの質が変革され、罪ある世界に主の栄光を見る者とされます。

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