月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年9月28日(木)

エフェソ6章 上司と部下の関係とは

奴隷たち、キリストに従うように、恐れおののき、真心を込めて、肉による主人に従いなさい。人にへつらおうとして、うわべだけで仕えるのではなく、キリストの奴隷として、心から神の御心を行い、人にではなく主に仕えるように、喜んで仕えなさい。(エフェソ6:5-7)

 わたしは献身する前、大学や研究所で12年間ほど働いていました。その間に三人の上司の下で働きました。それぞれが異なるタイプの上司でした。放任主義の上司、押し付け型の上司、細かな所までもコントロールしようとする上司でした。相性の良かった上司、そうでなかった上司がいました。わたしは上司に対して不満を持ち、そして上司から理不尽なことを言われたことが数多くありました。しかし、どの上司も神から与えられた存在と思い、神に仕えるように上司に仕えることを学んできました。

 本日の聖句で奴隷と主人の関係が取り上げられます。パウロが奴隷制を扱うのは、当時、奴隷のキリスト者がいたからです。パウロが語るのは、どんな境遇においてもキリスト者として生きる知恵です。

 もちろん、パウロは奴隷制を積極的に肯定しているわけではありません。また、人間の尊厳を損なってまでも、相手に隷属することは神の御心ではありません。そうではありますが、キリストに従うように敬意をもって真心から主人に従うという基本的な姿勢は、現代の人間関係にも当てはまります。

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