月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年8月29日(火)

使徒17章 私たちは神の子孫ゆえに

わたしたちは神の子孫なのですから、神である方を、人間の技や考えで造った金、銀、石などの像と同じものと考えてはなりません。(使徒17:29)

 パウロは、アテネのアレオパゴスの真ん中に立って大胆に説教をしました(17章22〜31節)。パウロはギリシア人に向かって伝道説教をしたのです。ギリシアの人たちの信仰心が厚いことを認めて、彼らを尊敬するという目線で説教をしていきます。

 彼らの宗教は「多神教」と呼べるものでした。そこでは、ゼウスという神もあれば、まだ名前も付いていない神々もあり、彼らはそういうものを拝んでいました。パウロはそのことを念頭に置いて、真の神、唯一の神を彼らに紹介します。そして、パウロは「わたしたちは神の子孫なのです」と説教します。ギリシアの人たちも含めて「わたしたち」と述べています。そして、自分たちは神の子孫であるから、神を人間の技や考えで造った金、銀、石などの像と同じものと考えてはいけないと説教します。そして復活して生きておられる主イエスのことを語り、説教を終えると、多くの人たちはその場を立ち去ってしまいました。パウロの説教を信じなかったのです。

 私たちはこの説教を信じます。生きておられる主イエスに希望を置く私たちは偶像を拝みません。

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