月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年6月29日(木)

ヨハネ3章 新しく生まれる

「だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。…『あなたがたは新たに生まれねばならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。風は思いのままに吹く。…霊から生まれた者も皆そのとおりである。」(ヨハネ3:5-8)

 わたしが洗礼を受けたばかりのころ聞いた説教で特に心に残ったのが、きょうの御言葉でした。

 洗礼は「キリストの血と霊とによって洗われる」とあるように、「霊の洗い」であること、それによって「新たに生まれる」ことだということを、主イエスは上記の御言葉で教えておられます。

 「風」も「霊」もギリシア語では同じ言葉が使われます。激しい風、さわやかな風、色々な風を私たちは感じることができます。しかし、私たちには「それがどこから来て、どこへ行くか」は分かりません。

 私たちに神の霊がしてくださることも、「今、わたしはこんなに清くされた」と自覚できないかもしれません。しかし神は、「わたしたちが次第次第に罪に死に、いっそう敬虔で潔白な生涯を歩む」ように導いてくださいます。ですからこのように私たちは告白できるのです。

 たとえ、今のわたしが清くなくとも、霊の働きは、私たちの思いを超えて「思いのままに吹」き、そして、私たちを清めてくださるのです。

 この神の霊に信頼し、自分自身をゆだねて歩んでまいりましょう。

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