月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年6月2日(金)

ヨハネ17章 主イエスとの命の交わり

永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。(ヨハネ17:3)

 「永遠」とは、国語辞典によると、「(過去・現在から)未来に至るまで、時間を超越して、無限に続くこと」です。すると、「永遠の命」も、どこか抽象的、哲学的な概念であるかのように思えてしまいます。しかし、永遠の命は、既に今から「この生涯の後」にも与えられる復活の主イエスとの命の交わりです。復活の主が永遠であられるように、この主との交わりも永遠に続くものです。ですから、きわめて具体的です。

 ところで、ヨハネは「永遠の命」を「イエスを知ること」と述べています。「知る」とは、ただ何かについて知識を持っているということではありません。『ハイデルベルク』は問21で、「まことの信仰」とは、神の啓示の「確かな認識」のことだけでなく、「心からの信頼」と教えています。聖書において証言されている主イエスを知ることと同時に、その主イエスに信頼することが大切なのです。それはすなわち、復活の主と命の交わりを持つことです。

 復活の主との命の交わりのために、きょうの御言葉を読んだ後、ぜひ、祈りましょう。永遠の命の実が豊かに結ぶ一日でありますように、と。

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