月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年10月15日(土)

1ヨハネ3章 死から命に移ったしるし

わたしたちは、自分が死から命へと移ったことを知っています。兄弟を愛しているからです。愛することのない者は、死にとどまったままです。(1ヨハネ3:14)

 ヨハネは、きょうの聖句の中で、「わたしたちは、自分が死から命へと移ったことを知っています」と語っています。死から命に移ったということは、「永遠の命」に移されたということです。

 それでは、私たちが「永遠の命」に移された、というこの世におけるしるしは何なのでしょうか。私たちは、そのようなしるしがあるのだろうか、と考えるかもしれません。しかし、ヨハネは、「兄弟を愛している」ことが、確かなしるしである、と語ります。

 かつての私たちは愛することができない者でした。しかし、キリストの愛を知った時、「兄弟を愛する」ことの喜びを教えられました。不十分にしか愛せなくとも、知識としてではなく、魂において、愛することの大切さを心に刻んでいます。「兄弟を愛する」ことは、キリストに愛されているしるしです。

 このしるしは、私たちを愛してくださるキリストとの霊的な交わり、つまり、「永遠の命」の豊かさを表すものです。この命を与えられている者として、兄弟を愛するというしるしを、きょうも、豊かに示すことができますように、神に願い求めます。

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