アハズは20歳で父ヨタムの後を継ぎ、ユダの王となりました。しかし、彼はヨタムと違い、父の姿から学びませんでした。彼が陥った罪もその結果も、北イスラエルの王たちが陥ったものとよく似ています。自ら偶像礼拝を行って、主なる神を捨てたのです。そのようにして神の怒りを招いた結果、ユダは北イスラエルとの戦いに敗北し、他民族からの侵略にあい、国は大きな痛手を負いました。大国アッシリアにも苦しめられました。すべてはアハズ王が、「ユダを堕落させ、主に甚だしく背いたから」です(19節)。しかし、そのような災難のさなかでも、アハズは神に立ち帰ることなく、ますます偶像礼拝の罪を犯し続けました。その名をオデドという主の預言者がいて、サマリアに凱旋した軍隊の前に進み出て言った。「…今、わたしの言うことを聞き、兄弟の国から連れて来た捕虜を帰しなさい。主はあなたたちに対して激しく怒っておられる。」(歴代下28:9-11)