月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年9月1日(木)

黙示録5章 巻物を受け取る小羊

わたしはまた、玉座と四つの生き物の間、長老たちの間に、屠られたような小羊が立っているのを見た。小羊には七つの角と七つの目があった。この七つの目は、全地に遣わされている神の七つの霊である。小羊は進み出て、玉座に座っておられる方の右の手から、巻物を受け取った。(黙示録5:6-7)

 神の右の御手に巻物、黙示録がありました。この巻物には、神の摂理によるこれから起こる出来事が記されていましたが、封印されていました。御使いの一人が、「封印を解いて、この巻物を開く」、即ち神の御心・摂理の展開を明らかにする者はいないかと問いましたが、だれもいません。そこでヨハネは激しく泣きます。もしだれもいなかったなら、ただ決定的な滅びが来るだけです。賛美の歌は消え去り、悲しみの歌だけとなるからです。

 ところがある長老が、泣くなと言いつつ、見よ、と指し示します。見ると、屠られて死んだような跡があるのに生きている小羊、即ち復活された主イエスが立っておられました。屠られた小羊である主イエスは玉座に座っておられる神から、この巻物を受け取られました。だれも封印を解くこと、開くことのできない巻物に、主イエス御自身が近づいてそれを受け取り、やがて開いてくださいます。屠られたような小羊、主イエスが、御言葉の書の封印を解き、活ける命の言葉から、来るべき神の最終的勝利を示してくださいます。

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