月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年8月14日(日)

詩編149編 主の慈しみに生きる人

主は御自分の民を喜び
貧しい人を救いの輝きで装われる。
主の慈しみに生きる人は栄光に輝き、喜び勇み
伏していても喜びの声をあげる。(詩編149:4-5)

 詩人は冒頭で、主の慈しみに生きる人の集いで新しい賛美の歌を歌え、と主の民に呼びかけます。この詩編全体で「主の慈しみに生きる人」という表現が3回出てきます。この語は「聖徒」とも訳され、主との契約の慈しみに信頼し、献身と愛をもって応答している人を指します。

 主は一方的にイスラエルの民を救われ、彼らに救い主としてご自身を啓示され、彼らと契約を結ばれました。そして主は民の歴史の中で、その契約に基づく慈しみを示してこられました。主は人格的な神ですから、この慈しみは抽象的ではなく具体的です。預言者たちの言葉によって民を命の道へ導かれ養われました。彼らが契約を破ったときには「立ち帰れ」と呼ばれ、また悔い改めるとき喜んで受け入れられました。この主の不変の慈しみこそ、民の信仰の確信の根拠でした。

 この主の慈しみに信頼し、献身と愛をもって応答する人はまことに幸いです。「御自分の民」、「貧しい人」(4節)は「主の慈しみに生きる人」を指していると思われます。そのような人は主の栄光の輝き、勇気、また喜びと賛美の心を与えられるのです。

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