月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年5月6日(金)

ヘブライ7章 完全に救うことができる方

この方は、ほかの大祭司たちのように、まず自分の罪のため、次に民の罪のために毎日いけにえを献げる必要はありません。というのは、このいけにえはただ一度、御自身を献げることによって、成し遂げられたからです。(ヘブライ7:27)

 イエス・キリストは、神の絶対不変の誓いによって立てられた「永遠の大祭司」です(20〜22節)。ヘブライ人への手紙は一貫して、この大祭司イエスの開いてくださった神への道、命と救いの道にとどまるようにと、試練の中で苦しむ兄弟姉妹を励ましています。

 この「永遠の大祭司」は、創世記14章に登場するメルキゼデクのような、王にして祭司である方であり、特別に神から立てられたユニークな方です。何より、御自身の体をいけにえとして、ただ一度献げられたというところに、そのユニークさの極みがあります。

 そのただ一度のいけにえ、すなわち十字架の死によって、罪の贖いは完全に成し遂げられました。十字架は神の完全な救いです。ですから、私たちは、この救いに何も加える必要はありません。

 わたしがどれだけ神に背いてしまっても、もうすべては神の赦しの愛の中に置かれています。神の怒りを怖がる必要はありません。自分を自分で裁く必要もありません。成し遂げられた完全な救いを信じるのです。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2016 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.