イスラエルは言うがよい。
「わたしが若いときから
彼らはわたしを苦しめ続けたが
わたしが若いときから
彼らはわたしを苦しめ続けたが
彼らはわたしを圧倒できなかった。」(詩編129:1-2)
「わたしが若いときから彼らはわたしを苦しめ続けた」ということを二度繰り返してこの詩編は始まります。人生の長い期間にわたって「わたしを苦しめ続けた」もの。そのことに思いを凝らすことでデボーションも深められます。
そのつらい思い出から祈り始めることは、「彼らはわたしを苦しめ続けたが彼らはわたしを圧倒できなかった」という事実に自から向かうでしょう。それによって、やはり「主は正しい」という認識をあらたにすることになります。自分の人生の歩みを思い返し、主は常に「束縛を断ち切ってくださる」方であったことを思いましょう。
そのかつての束縛をこの詩編はさらに生き生きとした比喩にして「抜かれる前に枯れる屋根の草のよう」と歌い、それを現在と未来へも向けるのです。つまり、今もそしてこれからも悩みや苦しみに捕われるとき、主はやはりそれを「抜かれる前に枯れる屋根の草のよう」にしてくださるに違いない。「彼らはわたしを苦しめ続けたが彼らはわたしを圧倒できなかった」という体験をもう一つすることになるでしょう。
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