「強く、また雄々しくあれ」と主がヨシュアにおっしゃった場面、と聞くと、モーセ亡き後のヨシュア記冒頭を思い起こされる方もあるでしょう。その前の申命記にも、ヨルダン川を渡れないと知ったモーセを通して主がヨシュアに告げられる場面が出てきます。偉大な指導者モーセがいなくなると分かった時点から、ヨシュアをはじめイスラエル全体に恐れが生じていました。それを鎮めようと、主ご自身が語りかけてくださいました。主が共にいて、共に歩まれるから、「強く、また雄々しくあれ」、「恐れてはならない」と繰り返し力づけてくださいました。「強く、また雄々しくあれ。恐れてはならない。彼らのゆえにうろたえてはならない。あなたの神、主は、あなたと共に歩まれる。あなたを見放すことも、見捨てられることもない。」(申命記31:6)