月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年2月15日(月)

申命記22章 同胞への親切

同胞の牛または羊が迷っているのを見て、見ない振りをしてはならない。必ず同胞のもとに連れ返さねばならない。もしも同胞が近くの人でなく、だれであるかも分からない場合は、それを家に連れ帰り、同胞が捜しに来るまで手もとに置き、捜しに来たとき、その人に返しなさい。(申命記22:1-2)

 自分たちの同胞を助けなければならないことが語られています。困っている方があれば、誰でも助けることは当たり前だと思われるかもしれませんが、実行することは簡単ではありません。ですから、戒めとして、「見ない振りをしてはならない」と繰り返し語られています。

 私たちは面倒なことには関わりたくありませんし、忙しい時に、同胞の牛や羊の世話まで手が回りません。そこに私たちの罪の問題があります。

 さらにここには、同胞とは誰か、という問題もあります。身内の家畜であれば、保護しますが、他人の家畜の世話まではできません。まして相手が厄介な人間であればなおのことです。

 しかし主イエスは、善いサマリア人のたとえで、同胞を超え、敵と思うような人に対しても、見ない振りをすべきでないことをお教えになりました。同胞という言葉は兄弟も意味します。

 主イエスは十字架と復活によって、私たちの同胞となってくださいました。ですから、私たちは目の前の人を主イエスの兄弟姉妹、同胞と思って親切にするのです。

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