すべての国よ、主を賛美せよ。すべての民よ、主をほめたたえよ。主の慈しみとまことはとこしえにわたしたちを超えて力強い。ハレルヤ。(詩編117:1-2)
この詩は詩編全体の中で最も短いながら、その内容はまことに壮大なものがあります。すべての国だけでなく、すべての民が、それぞれの言語で、主をほめたたえる。ここにはマクロとミクロの両方が視野に入っています。
世界の言語数は約7千語ですが、そのうち聖書全巻が翻訳されたのは531言語、新約聖書は1329言語、そのほか部分訳(分冊)などを合計すると2883言語です(2014年世界ウィクリフ聖書翻訳協会資料)。
ウィクリフ聖書翻訳協会によれば、世界には文字を持たない民族がたくさんあり、このような世界に聖書を届けるためには、まず宣教師がその民族と長年にわたって生活を共にし、彼らの言語を聞き取って文字化する必要があります。その文字を教えて、初めて聖書をその言葉に翻訳して伝道するのです。何とも気が遠くなるような長い地道な、忍耐強い働きです。
彼らの熱心はどこから来るのでしょうか。それは「慈しみとまこと」に富む「主」がおられることを知らせたいからです。私たちも今日、この方を礼拝し、証ししましょう。
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