月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年11月6日(金)

ガラテヤ5章 愛と自由

兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。律法全体は、「隣人を自分のように愛しなさい」という一句によって全うされるからです。(ガラテヤ5:13-14)

 愛と自由は、密接な関係にあり、切り離すことはできません。親と子の関係であっても、愛を押しつけることはできません。ここに愛する苦しさがあります。愛を受け取るように強要することも、愛を引き出すために何らかの力を用いることもできません。

 愛を育む自由には、社会的な側面もあります。昔なら身分の差が、今日でも民族的な偏見や経済的な格差が、愛の自然な発露を妨げることがあります。真実の愛が社会を包むために、自由で平等な社会の構築が必要です。この自由を保障することは、国家の責務であり、キリスト者の祈りです。

 まず神が私たちを愛してくださり、御子キリストの十字架によって、律法の呪いからの自由を私たちに得させてくださいました。この自由を与えられた私たちは、自己中心的に生きるのではなく、「愛によって互いに仕え」なければなりません。これは、教会が教えるべきことです。

 「自由を得るために召し出された」ことへの感謝と喜びが、隣人のために喜んで奉仕する人を造り上げ、隣人のために喜んで奉仕する人を、世へ、国へ、と送り出します。

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