主よ、わたしの祈りを聞いてください。
この叫びがあなたに届きますように。
苦難がわたしを襲う日に
御顔を隠すことなく、御耳を向け
あなたを呼ぶとき、急いで答えてください。(詩編102:2-3)
私たちの信仰生活の途上では、予想もしなかったさまざまな苦難や試練に遭遇することがあります。
そのようなとき、私たちはいとも簡単に心くじけ、心が草のように乾いてしおれてしまいます。食事ものどを通らず、食べたとしても灰のように味気なく、夜、床についても眠ることもできず、魂は、より一層、孤独と不安の中で長い夜を過ごさなくてはなりません。
この詩編は、そのような信仰者の試練を見つめつつ、しかし、そのような私たちが苦難の日々にあっても、呼び求めることのできる御方、いつでも御顔を隠すことなく、私たちの訴えを聞いてくださるお方がおられることを指し示します。「王座についておられ」る全能者なる神(13節)は、私たちの祈りとも叫びともつかないような呻き声でさえも、イエス・キリストのとりなしによって完全な祈りとして、聞き取ってくださいます。
私たちは、たとえ、死の恐怖にとりつかれていても、復活であり、命である御子イエス・キリストによって、悲しみの涙にかえて喜びと希望を、死と滅びにかえて永遠の命をいただくことができます。
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