月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年5月11日(月)

イザヤ36章 どうぞアラム語でお話しください

エルヤキムとシェブナとヨアは、ラブ・シャケに願った。「僕どもはアラム語が分かります。どうぞアラム語でお話しください。城壁の上にいる民が聞いているところで、わたしどもにユダの言葉で話さないでください。」(イザヤ36:11)

 ヒゼキヤ王の治世第14年、アッシリア軍はついにユダを占領し、ラブ・シャケがユダの王ヒゼキヤに降伏を要求しました。

 このとき彼は、王宮に入って交渉せず都の大通りで王への伝言を叫びました。しかもアッシリアの言語であるアラム語ではなく、ユダの言葉(ヘブライ語)で叫びました。その内容は、アッシリア軍の絶対優位を伝え、ヒゼキヤ王の信仰を侮辱するものでした。

 ユダの高官たちは、王への侮辱の言葉と今起きている出来事を民に知らせないため、ラブ・シャケに対し当時の外交用語のアラム語で語ることを願いました。しかしラブ・シャケは大声で更に続けました。「ヒゼキヤにだまされるな。彼が信じている神はエルサレムを救えない」。

 戦時外交は秘密裏になされます。しかしラブ・シャケは敢えてすべてを公開し、ユダを蹴散らそうとしました。ユダの為政者たちの狼狽ぶりが目に見えるようです。

 ヒゼキヤ王はこれに屈せず主に祈り、預言者イザヤに託宣を求めます。この世の知恵は神のご計画を曲げることはできません。主なる神こそ真に恐るべきお方です。

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