月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年4月14日(火)

イザヤ21章 バビロンが倒れた

「倒れた、倒れた、バビロンが。
神々の像はすべて砕かれ、地に落ちた。」(イザヤ21:9)

 預言者は、「バビロンが倒れた」と叫びました。いったい、この託宣は人々に何を教えようとしているのでしょうか。すでに13章から14章23節でバビロン滅亡の預言が語られていました。そこでは彼らが高ぶりのために滅ぼされていることが言われていました。けれども、21章ではそれがありません。

 この章で最も言いたかったことは、バビロンによって示される世界の帝国が滅ぼされて、世の神々の権威が倒れることです。この世界が一変するほどの恐るべき出来事を語ることがここでの目的です。バビロンの神々の像が砕かれたことは、世界を保ち、支配していると当時信じられていた力が、結局のところ人間の造った偶像にすぎず、力のないものだったことを、表しています。

 主はこの世の神々と言われるものを徹底的に砕かれる方です。だからこそ、この主なる神こそ全世界を支える、もろもろの王の王、主の主です。このことが本当に成就するのが、キリストの再臨です。だからこそ、黙示録18章2節はこの託宣を用いて神の栄光をほめたたえています。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2015 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.