月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年2月9日(月)

ヨシュア16章 危険な高ぶり

このほか、マナセの人々の嗣業の土地の中にもエフライムの人々に配分された町々とそれに属する村があった。彼らがゲゼルに住むカナン人を追い出さなかったので、カナン人はエフライムと共にそこに住んで今日に至っている。ただし、彼らは強制労働に服している。(ヨシュア16:9-10)

 約束の土地の征服と分配は、徹底したものでなければなりませんでした。すなわち、異邦の民を追い出さなければなりませんでした。彼らの罪が、そのときには極みに達していたからです(創15章16節)。

 かつて、ノアの時代に、人の罪が極みに達したとき、主は「彼らのゆえに不法が地に満ちている。見よ、わたしは地もろとも彼らを滅ぼす」と言われました(創6章13節)。しかし、今回は、不法に満ちた民を追い出して、その地に、主を恐れる民を住まわせようとなさいます。そして、その民に、罪と戦うように求め、罪から救い出そうとしておられます。

 罪との戦いは、極めてとらえがたい戦いです。何が罪なのか、どう戦えばよいのか、しばしばわからなくなります。主に仕えているつもりで、金の子牛を作り、預言者を迫害し、キリストを十字架につけてしまいます。カナン人を追い出すことができたのに、そうしなかったエフライムは、主に対して高ぶっていました。ただ、主へのへりくだりだけが、高ぶりの罪と戦う道筋を示してくれます。

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