イスラエルは主の御力によって、エリコに対しては華々しい勝利を収めました。しかし、続くアイとの戦いでは大敗北を喫してしまいます。その根本的な原因は、彼らの兵力にではなく、アカンという人の罪にありました。エリコを占領したとき、イスラエルはその中のすべてのものを滅ぼし尽くして、主にささげるよう命じられていました(6章17節)。しかし、アカンはその一部を盗み取り、自分のものにしてしまったのです。この罪に対して主が激しく憤られたため、イスラエルは負けてしまいました。「立って民を清め、『明日に備えて自分を聖別せよ』と命じなさい。イスラエルの神、主が、『イスラエルよ、あなたたちの中に滅ぼし尽くすべきものが残っている。それを除き去るまでは敵に立ち向かうことはできない』と言われるからである。」(ヨシュア7:13)