月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年12月30日(火)

黙示録21章 新しい天と新しい地が来る

わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった。更にわたしは、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを離れ、天から下って来るのを見た。(黙示録21:1-2)

 黙示録は、終末における神の国の完成を、新しい天と新しい地の到来として描いています。終末はこの世界が滅びることではありません。この世界に天から「聖なる都、新しいエルサレム」が下って来る。それによって、世界全体が神の都となり、罪に歪んだこの世界と万物が新しくされる(5節)。それが終末の神の国です。

 いま私たちが生きている「最初の天と最初の地」には、さまざまな苦難があります。人間の罪によって堕落した世界には、戦争や暴力、差別や迫害、貧困や環境破壊があります。心と体に深い痛みや病を負って、涙を流している多くの人がいます。私たちの目には絶望的な状況にさえ映ります。しかし、神が創造なさった世界は、堕落した状態が永遠に続くわけではありません。

 神が人と共に住み、人は神の民となる世界が来ます(3節)。この世界に真の正義と平和と公平が実現し、神の民の目から涙がぬぐい取られる世界が来ます(4節)。「御国を来たらせ給え」と祈りつつ、私たちは希望を持って神の国の完成に仕えます。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2014 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.