月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年12月22日(月)

1テサロニケ4章 兄弟愛

兄弟愛については、あなたがたに書く必要はありません。あなたがた自身、互いに愛し合うように、神から教えられているからです。(1テサロニケ4:9)

 パウロはここでテサロニケの人びとの兄弟愛に思いを巡らせます。この箇所での「兄弟愛」という言葉は、特に同じ信仰を持つ者同士の友好関係を指す言葉です。テサロニケの教会で特に「兄弟愛」が問題となっていたことは記されていないのですが、時代を超えて教会に与えられている共通の課題として「兄弟愛」が勧められる必要があったことでしょう。

 しかし、取り上げておきながら、パウロは「あなたがたに書く必要はありません」と言います。なぜなら、愛について私たちが知るべき手本は既に私たちに十分示されているからです。それは「神から教えられている」ものであり、神が私たちを愛してくださったところの愛です。

 私たち人間の愛は、私たちの中から生み出されてきたものではありません。神の愛によって生み出され、神の愛をお手本にし、神の愛を証しするものです。ですから人を愛するためには、まず自分が神から愛されていることを実感していなくてはなりません。このことを思いつつ、きょうもまた、神の愛を確かめることによって隣人を愛する者となりましょう。

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