月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年12月18日(木)

1テサロニケ1章 愛のために苦しむ

あなたがたが信仰によって働き、愛のために労苦し、また、わたしたちの主イエス・キリストに対する、希望を持って忍耐していることを、わたしたちは絶えず父である神の御前で心に留めているのです。(1テサロニケ1:3)

 パウロはテサロニケの教会に手紙を送るにあたって、まず、彼らのことをいつも神に感謝していることを述べています。それは、彼らが平穏無事にいるからではありません。むしろテサロニケの教会の人びとは、労苦し、忍耐していました。しかし、だからこそ、パウロは彼らのことを感謝しています。なぜなら彼らの労苦や忍耐は、愛のための労苦であり、キリストへの希望に基づく忍耐だからです。

 6節の言葉によれば、テサロニケの信徒は、「ひどい苦しみの中で…御言葉を受け入れ」ました。これは、彼らが、テサロニケの町で「偶像から離れて神に立ち帰」っていく中で体験したことと思われます(9節)。自分の信仰を確立する大変さの中で、彼らは、さらに愛の労苦、つまり、同じ信仰に生きる者たちを支え思いやる労苦をも担っていました。

 私たちも日本にあって、彼らと同じように、信仰と愛の故の苦しみと忍耐を強いられています。神は、その労苦を必ず顧みてくださいます。ですから、この日また愛のための労苦を担い、愛のために労苦されている兄姉を心に留めます。

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