月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年12月16日(火)

黙示録17章 誘惑に打ち勝つ信仰

わたしは、赤い獣にまたがっている一人の女を見た。この獣は、全身至るところ神を冒涜する数々の名で覆われており、七つの頭と十本の角があった。女は紫と赤の衣を着て、金と宝石と真珠で身を飾り、忌まわしいものや、自分のみだらな行いの汚れで満ちた金の杯を手に持っていた。(黙示録17:3-4)

 獣にまたがった女に対する裁きが語られます。派手な衣装と装飾を身につけた彼女はバビロンです。バビロンは物質的繁栄と高度な文化を誇る一方、道徳的退廃と社会的不正に満ちていました。

 さらに、黙示録が語るバビロンはローマ帝国を表します。ローマもまたバビロン同様、爛熟した文化を誇り、虚栄と贅沢と快楽とに満ちた社会でした。女が獣にまたがっているのは、絶対的権能を要求する国家が、同時に物質的繁栄と道徳的退廃に満ちた社会でもあることを物語っています。

 多くの人びとが、この女と獣に惑わされます。彼らは信仰者をも惑わし、神から離れさせようとします。しかし、彼らは決して小羊である主イエスに勝利することはできません。バビロンが滅んだように、信仰者を迫害し、誘惑するローマも必ず滅ぼされます。

 終末に至るまで、獣は誘惑と攻撃を仕掛けてきます。いつの時代にも、信仰者には多くの試練と誘惑があります。しかし、主イエスは、最後まで忍耐し、誘惑に打ち勝つ信仰を必ず与えてくださいます。

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