月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年11月30日(日)

詩編80編 神による回復

神よ、わたしたちを連れ帰り
御顔の光を輝かせ
わたしたちをお救いください。(詩編80:4)

 私たちは信仰の苦難が続くとき「いつまでですか」とか、「なぜ」という思いを押しとどめることができません。この苦難はいつまで続くのですか。なぜこのような信仰の試練が起こるのですかという思いです。ただそこで忘れてはならないのは、詩人はそうしたつぶやきを、嘆きの言葉として主なる神に向かって祈っているということです。ただ嘆いているのではありません。また隣人に八つ当たりしているのでもないのです。主に祈りすがっているのです。

 その祈りは神の「怒り」を感じつつ、「涙のパン」を食べ、「三倍の涙」を飲まされているかのような厳しさや辛さがあったかもしれません。それゆえに詩人は、万軍の神が「立ち帰り」「連れ帰って」くださらなければ救いはないことをよく知っていました。救いは神から来るからです。信仰生活にはあるとき、耐え難い試練が伴います。そうした中で私たちは悩み苦しむのです。

 しかし、覚えたいと思います。恵みの神は信仰の弱い私たちのために、御子イエス・キリストにある命の言葉と助け主聖霊を送っていてくださることを。

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