月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年11月4日(火)

ダニエル5章 メネ、メネ、テケル、そして、パルシン

意味はこうです。メネは数えるということで、すなわち、神はあなたの治世を数えて、それを終わらせられたのです。テケルは量を計ることで、すなわち、あなたは秤にかけられ、不足と見られました。(ダニエル5:26-27)

 レンブラントの絵画『ベルシャザルの饗宴』でも知られている有名な場面の一つです。ここでバビロニア帝国は終わりを告げることになります。まさに「神はあなたの治世を数えて、それを終わらせられたのです」。時は大きく移って、半世紀ほど経っていました。登場するベルシャツァル王は、ネブカドネツァル王の娘の子であり、父ナボニドス王が隠遁している間、内政を任された人物ですが、結果として国を破滅に至らせることになってしまいました。

 それは、彼が先々代のネブカドネツァル王に対してなされた、天の神の裁きに心を留めず、尊大の限りを尽くしていたからです。王が開いた大宴会は、歴史の文献によれば、首都陥落の前日にも催されていました。滅びを前に鈍感で、悔い改めない王に対して、神は人間の指でもって警告を、いや既に決まった裁きを記されました。

 聖書の神こそ、真の支配者であることを覚えると同時に、自分に対する憐れみの時が終わってしまわない内に、警告の言葉に耳を傾ける者でありたいと願います。

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