月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年10月27日(月)

ダニエル1章 神の知恵を証しした少年たち

王は知恵と理解力を要する事柄があれば彼らに意見を求めたが、彼らは常に国中のどの占い師、祈祷師よりも十倍も優れていた。(ダニエル1:20)

 ダニエル書の主人公ダニエルの名前の意味は、「神(エル)はわたしの裁き主(ダニィ)」です。そして、その名の通り、ダニエル書は、バビロン帝国からローマ帝国に至るまで、さらに終わりの日に至るまでも、聖書の神こそが真の審判者であることを証ししています。この堅い信仰が、バビロン捕囚と度重なる覇権国家の過酷な支配の中で、民を支えてきました。

 紀元前605年、「ユダの王ヨヤキムが即位して三年目」、神の裁きによって、イスラエルはバビロン捕囚の憂き目に遭いますが、その絶望の暗闇の中に、神は希望の光を灯してくださいました。それは、ダニエルを筆頭とする四人の少年たちです。エジプトにおけるモーセと同じく、彼らはバビロンで当時最高の学問を学び、彼らの「知恵と理解力」は「国中のどの占い師、祈祷師よりも十倍も優れていた」のです。聖書の神の知恵こそ、地上の知恵にまさる、年齢によらない、真の知恵であることが、少年たちを通して証しされます。

 私たちも小さな者ですが、この世の知恵にまさる、福音の知恵が与えられ、今ここに生かされています。

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