月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年9月10日(水)

エレミヤ40章 宣教の使命は続く

「さあ、今日わたしはあなたの手の鎖を解く。もし、あなたがわたしと共にバビロンに来るのが良いと思うならば、来るがよい。あなたの面倒を見よう。一緒に来るのが良くなければ、やめるがよい。目の前に広がっているこのすべての土地を見て、あなたが良しと思い、正しいとするところへ行くがよい。」(エレミヤ40:4)

 エレミヤは、ユダの滅びとバビロンの勝利を預言していたので、バビロンに行けば優遇されたでしょう。しかし彼は、ユダの地に残ることを選びました。預言どおりになったことは、エレミヤの栄光ではなく、神の言葉の力の表れです。

 エレミヤは、親衛隊の長の勧めに従って、かつてエレミヤを助けたことがあるアヒカムの子のもとに行きました(26章参照)。バビロンの王は、アヒカムの子ゲダルヤをユダの地の総督としたので、そこに行けば安全かと思われたのですが、そうではありませんでした。

 モアブ、アンモン、エドムなど周辺諸国に避難していたユダヤ人たちは、バビロンの王がユダの地に残留者を認めたことを聞いて戻って来ました(11、12節)。しかし、その中にも、ゲダルヤを暗殺しようと、アンモンの王より送り込まれた者がいました。

 地上には安住の地はありません。大国との戦争が終わっても近隣諸国との摩擦は残り、また内戦も勃発します。それでも神は、約束の地に神の民を残され、その中で預言者エレミヤの働きは続きます。世の終わりまで、御言葉を宣べ伝える働きも続きます。

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