月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年9月4日(木)

エレミヤ37章 大国の狭間で

「イスラエルの神なる主はこう言われる。わたしの言葉を求めて、お前たちを遣わしたユダの王にこう言うがよい。お前たちを救援しようと出動したファラオの軍隊は、自分の国エジプトへ帰って行く。カルデア軍が再び来て、この都を攻撃し、占領し火を放つ。」(エレミヤ37:7-8)

 神がアブラハムに与えられた約束の地は、大国の狭間で常に危機にさらされます。そのような場所で、神は信仰を訓練されます。

 カルデアは、アブラハムの故郷でした。アブラハムの後、アッシリア、バビロン、ペルシアといった大国が次々と興り栄えてきました。イルラエルには、どんなにつらくてもそこに戻って行くわけにはいきません。エジプトは、奴隷状態のイスラエルがそこから神により救い出された大国でしたが、もちろんこのエジプトにも行くことはできません。

 神は、神以外に頼ることができないような場所を約束の地となさいました。地上的な土地としては、それはやがて、キリストの十字架が立てられた穴ほどに小さくなります。しかし、天に用意された約束の地に入る門は狭く、滅びに至る門は広いと、主イエスは教えられました。

 「産めよ、増えよ、地に満ちよ」の祝福が、罪によって呪いに変わってから、人は常に生存の危機にさらされています。大国に身を寄せていれば安全というわけではありません。しかし、私たちがどこにいても、神の国の完成は、天よりの主イエスと共に近づきつつあります。

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