月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年8月4日(月)

エレミヤ19章 陶器を砕く預言

「あなたは、共に行く人々の見ているところで、その壺を砕き、彼らに言うがよい。万軍の主はこう言われる。陶工の作った物は、一度砕いたなら元に戻すことができない。それほどに、わたしはこの民とこの都を砕く。」(エレミヤ19:10-11)

 ヨシヤ王の死後、ヨヤキムが王になったとき、主はエレミヤに「陶器師の壺を買い…ベン・ヒノムの谷へ出て行き、そこでわたしがあなたに語る言葉を呼ばわって、言うがいい」と命じます(1〜3節)。

 このベン・ヒノムの谷では、昔、異教の神々への犠牲として子どもが火で焼かれていました。ヨシヤ王は宗教改革によって偶像礼拝とこの人身御供を厳しく禁止しました。しかし、再び、この罪が繰り返されます。言葉で止めさせようとしても、悔い改めに導けないほどの忌まわしい偶像礼拝が行われていました。

 エレミヤはユダ王国とエルサレムが敵(バビロン)によって裁かれると預言します。そして、エレミヤは陶器の壺を砕きます。砕け散った破片を示しながら、エレミヤは、「陶工の作った物は、一度砕いたなら元に戻すことができない」と語ります。主の裁きが徹底的であることが、言葉により耳から、象徴行為により目から、伝えられます。

 これは、偶像礼拝の罪深さを教えています。また、私たちの目の前には、主イエスの十字架があります。裁きの厳しさを示すことは、速やかな主への立ち帰りを促します。

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