「なぜ、神に逆らう者の道は栄え、欺く者は皆、安穏に過ごしているのですか」。これはエルサレムの陥落、そして、ユダの人びとの捕囚、彼らの苦しみを目の前にしたエレミヤの神への率直な訴えでした。というのは、他の神々を信じて、神に逆らう近隣の諸民族は災いを免れて、人気がなくなったユダの町々をほしいままに略奪していたからです。そのエレミヤに神は近隣の民を抜き捨てるが、ユダの家を彼らの間から抜き取り、再び彼らを憐み、その土地に帰らせると約束されました(14、15節)。正しいのは、主よ、あなたです。
それでも、わたしはあなたと争い
裁きについて論じたい。
なぜ、神に逆らう者の道は栄え
欺く者は皆、安穏に過ごしているのですか。(エレミヤ12:1)