月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年6月28日(土)

使徒10章 罪の赦しは信じる者に

「また預言者も皆、イエスについて、この方を信じる者はだれでもその名によって罪の赦しが受けられる、と証ししています。」(使徒10:43)

 迫害のためエルサレムから離散した信徒たちは、ユダヤとサマリア地方への福音伝道の開拓者と言えます。この働きで集会が生まれると、問安と伝道拡大のため、使徒たちがこの地方へ派遣されます。中でもペトロの取り組みが、きわめて積極的です(8章25節、9章32節)。

 ただし、ペトロにしても信徒たちにしても、当初はこの地方のユダヤ人たちにだけ接触し、福音を伝えていたのです。まさか主イエスの罪の赦しの福音が、異邦人にもあてはまるとは思ってもいませんでした。復活の主イエスから、あらゆる国の人びとへ罪の赦しを伝えよ、と教えられてもです。また、ペトロは自らの説教で、預言者ヨエルの言葉を引いて、主の名を呼び求める者はだれでも救われる、と教えたにもかかわらずです。

 この閉ざされた扉を、復活の主が開きます。ペトロをイタリア隊百人隊長コルネリウスに引き合わせ、彼と親類縁者に福音を伝えさせるのです。こうしてペトロも信徒たちも、次の原則を再確認したのです。十字架と復活の主イエスを信じるなら、どのような国民でも、罪の赦しが受けられることを。

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