月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年5月20日(火)

列王下11章 主の掟に従って

そこでヨヤダが王子を連れて現れ、彼に冠をかぶらせ、掟の書を渡した。人々はこの王子を王とし、油を注ぎ、拍手して、「王万歳」と叫んだ。(列王下11:12)

 アタルヤは息子アハズヤが死ぬと見るや、王家を根絶やしにし、自ら女王となりました。生々しい事件です。しかし、主はこうした人間の営みの中に働きたもう方です。アタルヤに殺されそうになっていたヨアシュが、特別な仕方で信頼できる者たちによって守られました。

 祭司ヨヤダは、ヨアシュが大きくなるのを待って、彼を王にしました。そして、王子ヨアシュに「掟の書を渡した」のです。ここにヨヤダの信仰の姿勢があります。ヨヤダは、神に従う新しい王が立てられるまで、アタルヤの悪をとがめたりせず、武力でアタルヤを倒そうとしませんでした。彼は、人の知恵ではなく、主の掟(御心)に適うやり方をしたのです。

 悪が渦巻くような生々しい現実の中で、私たちは神を神として、神の掟(御心)に従って生きていく責任があります。その際、悪意ある間違った方法でことを進めようとすることに対して、その悪を責めるということだけが、私たちの戦い方ではありません。私たちは、真の王イエス・キリストを王の王として崇め、その方を王として世に指し示すことを通して、戦います。

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