神は、私たちに神の安息を与えると約束してくださいます。しかしこの約束をなかなか信じ切れない人も時に現れます。その理由として著者は、神の言葉が「それを聞いた人々と、信仰によって結び付かなかった」からと指摘します。神の言葉はただ聞くだけでは、頭の片隅の知識だけにとどまります。そのため時が経つと疑い始めてしまいます。神の言葉は聞いた人と信仰によって深く結び付いてこそ、全身全霊にわたり、聞く者を支え役立つものになります。だから、神の安息にあずかる約束がまだ続いているのに、取り残されてしまったと思われる者があなたがたのうちから出ないように、気をつけましょう。…彼らには聞いた言葉は役に立ちませんでした。その言葉が、それを聞いた人々と、信仰によって結び付かなかったためです。(ヘブライ4:1-2)