月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年4月10日(木)

列王上12章 神の計画と人の責任

「あなたの父上はわたしたちに苛酷な軛を負わせました。今、あなたの父上がわたしたちに課した苛酷な労働、重い軛を軽くしてください。そうすれば、わたしたちはあなたにお仕えいたします。」(列王上12:4)

 ソロモンの死後、王位は息子のレハブアムに継承されました(11章43節)。しかし、この王位継承はすでにソロモンの罪と神の裁きの故に、厳しい状況になっていました。王国は北の10部族と南の二部族に分裂する、と預言者アヒヤを通じてヤロブアムに伝えられていたとおりになりました。

 レハブアムはこの裁きを回避できないのでしょうか。レハブアムは全イスラエルの承認を得るために、この時シケムに向かいました。イスラエルの人びとはレハブアムに前の王ソロモンが課した負担を軽減して欲しいと訴えました。「そうすれば、わたしたちはあなたにお仕えいたします」と語ります。ここがレハブアムの人生の分岐点でした。

 この訴えを聞けば、レハブアムと王国の将来はどうであったでしょうか。しかし、彼は人びとの願いを拒否しました。それによって神の裁きの計画は実行に移されます。神にまず祈り、いったい何が神の御心であるかをへりくだって判断していたらと悔やまれます。大きな責任を負っている者ほど、主の御前に立つ畏れを持つ必要に迫られます。

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