見よ、神はわたしを助けてくださる。
主はわたしの魂を支えてくださる。(詩編54:6)
この詩は、まず神に助けを祈り求め、自分が命をねらわれている状況を訴えます。その後、「神はわたしを助けてくださる。主はわたしの魂を支えてくださる」と信頼を述べます。最後には、救いを確信し、感謝を表しています。
表題には、「ダビデの詩。ジフ人が来て、サウルに『ダビデがわたしたちのもとに隠れている』と話したとき」とあります。ダビデはサウル王に命を狙われ、逃げて行きます。ジフ人はダビデの居場所をサウル王に密告し、ダビデの身を危うくさせます。そのような状況を重ね合わせつつ、この詩は歌われます(サム上23章参照)。
今日、命がねらわれるような危険は、それほど多くはないかもしれません。しかし、信仰生活の中で、さまざまな困難や悩みに遭うことがあります。時には激しく動揺し、希望を失いかけることさえあります。命さえ危うい中で、詩人は、「見よ、神はわたしを助けてくださる」と言い、最後には感謝までささげています。まして、主イエスによって神の子とされたキリスト者は、なおさら助けられるに違いありません。
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