嘆かわしい現実の中で、あの人、この人を非難したり、評論家のように振舞ったりしやすい私たちです。途方に暮れるような中でエズラの示す姿勢は私たちへの深い問い掛けです。困難は別れ道を示しています。私たちは、どの道を通ろうとするのか。指導者エズラは、民の罪を自分自身の罪として受け止めています。涙ながらに神に告白します。それにしても罪深い神の民が本来の生き方を、どのようにして取り戻せるのでしょうか。霊的な回復は、どのようにして与えられるのでしょうか。エズラは神殿の前で祈り、涙ながらに罪を告白し、身を伏せていた。イスラエル人が彼のもとに集まり、男、女、子供から成る非常に大きな会衆ができた。この人々も激しく泣いていた。…「わたしたちは神に背き、…しかしながら、今でもイスラエルには希望があります。」(エズラ10:1-2)