普通ならあり得ない、そんなことは無理、と思うようなことが歴史の中で起こるのです。無視されて当然なユダヤの人たちのことを、当時の世界の大帝国のトップが丁寧に調べ、次々とすばらしい命令を出しました。神の民の神殿再建を妨害してはいけない、再建のために必要な経費の全てを正確に支出せよ、天の神に対する献げ物も用意するように、と。そして、この命令に背く者は誰であっても裁かれるというのです。驚くべき命令が異教の王ダレイオスから出されました。彼は真の神を信じていません。「それゆえ、ユーフラテス西方の長官タテナイとシェタル・ボゼナイ、およびその仲間であるユーフラテス西方の巡察官たちは干渉をやめ、その神殿の工事をさせることにせよ。ユダの長官と長老たちは、かつて神殿があった場所にその神殿を再建しなければならない。」(エズラ6:6-7)