不慮の事故によって命を落とす人びとがあります。そのような死をどのように考えたらよいのかということも、しばしば話題になります。塔が突然倒れてきて、偶然その下にいた人びとが下敷きになるという出来事がありました。ある者たちは、犠牲となった人びとは他の人よりも罪深かったためにそのような死に方をしなければならなかったのだと考えました。そうした因果応報的な考えは、私たちの周囲にも根強く見られるものです。「また、シロアムの塔が倒れて死んだあの18人は、エルサレムに住んでいたほかのどの人々よりも、罪深い者だったと思うのか。決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」(ルカ13:4-5)