これは過って主の戒めに違反し、禁じられていることをしてそれを一つでも破ったときの規定である。…祭司がこうして彼の犯した罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。(レビ4:2,35)
ここには罪を犯した時の赦しのための贖いの献げ物の規定が記されます。
ささげる人の立場によって規定が区別され、献げ物となる家畜の規定にも違いがあります。「油注がれた祭司」、「共同体全体」、「共同体の代表者」、「一般の人」と区別されています。しかし、どのような立場の人であれ、その罪が見逃されることはありません。社会的・経済的な立場に関わりなく、罪を認めて告白し、悔い改めてささげるのが贖罪の献げ物です。公平な神のさばきをよく示しています。
同時に、上に立つ人ほど責任は重く、しかもその地位を利用して不問に付してしまう誘惑もあるかもしれません。逆にその罪が見過ごされてよい、つまり無視されてもよい人もいないことも示されます。
しかしこの規定によって教えられる大切な点は、どのような地位や立場の人に対しても、神は赦しを用意してくださっているということです。まさに福音です。主イエスが贖いの供え物となってくださいました。このお方によって「彼の罪は赦される」のです。罪の赦しの豊かさ確かさを想わされます。
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