モーセは急いで地にひざまずき、ひれ伏して、言った。「主よ、もし御好意を示してくださいますならば、主よ、わたしたちの中にあって進んでください。確かにかたくなな民ですが、わたしたちの罪と過ちを赦し、わたしたちをあなたの嗣業として受け入れてください。」(出エジプト34:8-9)
34章は、神と民との契約がやりなおされる場面です。私はあなたがたの主人として、あなたたちを驚くべき幸いへと導こうと、神は改めて約束してくださいました。それはどこまでも、神の「御好意」によるものです。
モーセはさらに願いました「わたしたちの中にあって進んでください」。何と図々しいと、わたしは思いました。聖なる大いなる神に対して、醜く卑小な私たちの「中で」、身を縮めるようにして、共に歩んでくださいと願っているのです。神からすれば、見たくはないような愚かな現実を見ねばなりません。聞きたくもないような、罪深い祈りも聞かねばなりません。
だからこそモーセは、民のために執り成しの祈りをささげます。どうか主よ、このかたくなな民の罪を赦し、私たちの中で、私たちと共に歩んでください。そして嗣業として、すなわちご自分の宝として受け入れてください…。
主はただ恵みによって、そのような願いさえも受け入れて、きょうも「わたしたちの中」で歩んでくださいます。それは、イエスの全存在をかけた執り成しのゆえです。
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