月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年10月1日(火)

ホセア13章 死に対する勝利

陰府の支配からわたしは彼らを贖うだろうか。
死から彼らを解き放つだろうか。
死よ、お前の呪いはどこにあるのか。
陰府よ、お前の滅びはどこにあるのか。
憐れみはわたしの目から消え去る。(ホセア13:14)

 今日の聖句は、主の怒りによる裁きと滅亡を語る言葉です。呪いと滅びが、「どこにあるのか」という問いは、ここイスラエルにあるという結論を浮き彫りにするものです。死と陰府を支配しておられる主は、イスラエルを罰するために彼らを呼び寄せておられます。

 しかし、この言葉は、パウロによって、イエス・キリストによる死に対する勝利の宣言の中に組み入れられています。

 「『死は勝利にのみ込まれた。死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前のとげはどこにあるのか。』…わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、感謝しよう」(1コリ15章54〜57節)。

 イエス・キリストの死を通して勝利が与えられます。北王国の滅亡は、人間の業の行き着いたゴールで、それは死と滅びです。しかし神の業によってもたらされるのは、勝利と命です。呪いと滅びは、イエス・キリストに結ばれた人に到来することはありません。

 救いはただ、御子キリストの御業によります。ただキリストによって、敗北が勝利に、死が命に至ります。私たちの希望は、このイエス・キリストにあるのです。

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