月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年9月1日(日)

詩編31編 雄々しくあれ、強くあれ

主の慈しみに生きる人はすべて、主を愛せよ。
主は信仰ある人を守り
傲慢な者には厳しく報いられる。
雄々しくあれ、心を強くせよ
主を待ち望む人はすべて。(詩編31:24-25)

 この詩編の作者ダビデは預言者から油注がれてイスラエルの王と任命されましたが、前任のサウル王が存在しておりサウルが死ぬまで命を狙われ続けました。また、息子アブサロムは父であるダビデの王位を襲う謀反を起こして命を狙ったのでした。絶体絶命の時にさえ、ダビデは主に依り頼みました。それ以外に、彼の生きる道はなかったのです。

 「主よ、わたしはなお、あなたに信頼し『あなたこそわたしの神』と申します。わたしにふさわしいときに、御手をもって、追い迫る者、敵の手から助け出してください」(15、16節)と祈り、決して彼は諦めませんでした。「ふさわしいとき」には複数形が用いられていますから、現在直面している苦しみだけでなく、過去も将来も、喜びの時も悲しみの時も、希望の時も失意の時も含まれています。

 信仰者にとって人生は、運命という先の見えないものにではなく、生ける神の御手にしっかりと握られていることを確信できるものです。いかなるものも、神のご支配とご計画を狂わせることはできません。ですから、どのような時にも私たちはこの神に救いを祈ります。

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