月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年7月20日(土)

ヨハネ10章 羊飼いの声響く

「門から入る者が羊飼いである。門番は羊飼いには門を開き、羊はその声を聞き分ける。羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。自分の羊をすべて連れ出すと、先頭に立って行く。羊はその声を知っているので、ついて行く。」(ヨハネ10:2-4)

 神が羊飼いとして群れを導き、羊は羊飼いに従って歩む。これは旧約聖書と新約聖書を貫いている神と人間の基本的な関係です。良い羊飼いの世話を受け、穏やかな保護のもとに生きることは、私たちにとって最も願わしいあり方です。

 羊飼いが「自分の羊の名」を呼び、羊は「その声を知っている」。神の民を「自分の羊」と呼ぶことができるのは、主イエスという「良い羊飼い」以外におられません(11節)。名を呼ぶことは、深い人格関係を示します。名を呼んで支え、名を呼んで愛する。名を呼んで守り、名を呼んで導く。イエスという羊飼いの、命をかけた使命がそこにあります。

 この羊飼いの呼び声を、心の深みで聞くとき、教会とキリスト者に、破壊されない平和と救いが届きます。名を呼ばれて目覚め、名を呼ばれて喜ぶ、それが信仰に生きる生活の確かさです。生きているときも、死のときも、ただ一人の羊飼いの声が響いています。そのとき、教会に、家庭に、尽きることのない喜びがあふれます。

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