地とそこに満ちるもの
世界とそこに住むものは、主のもの。
主は、大海の上に地の基を置き
潮の流れの上に世界を築かれた。(詩編24:1-2)
この世界にあるもの、すなわち、目に見えるものも見えないものもすべてが主のものです。このことは私たちの人生観、世界観の土台です。
一体この世はなぜ、何のために存在しているのでしょうか。聖書により、神に出会った人は、その明確な答えをいただいていると言えます。
しかし、今日のこの世界は一体どうなっているでしょうか。世界は主のものである、という畏れや謙虚さがあるようには思えません。人間が一番偉いのであり、経済活動が何より優先され、便利さと快楽追求がおもな目的になっています。健康維持と生命尊重、学問による真理の探究。これらは何とか保たれているかもしれませんが人権も生命も時にひどく軽んじられています。
この世界も地に満ちるものもすべて神のものであるという単純な真理に立つことが、人間の本分です。そこに立ち帰らせていただいたキリスト者が、改めてこの土台にしっかり立つことが今日のような混迷の時代にはますます必要です。
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