月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年7月6日(土)

ヨハネ5章 問いかけ、励ます主

さて、そこに38年も病気で苦しんでいる人がいた。イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。(ヨハネ5:5-6)

 病に苦しみ、実に38年もの忍従を強いられた人に、主イエスは癒やしと人生の再建をもたらします。

 エルサレムにあったベトザタの池の周囲には、病苦に悩む多くの人々が横たわっていました。助け合い、譲り合うことを知らないまま、苦痛に歪む身を横たえる人の群れ、それは互いの労りを失った人間世界の縮図のようでもあります。

 病は人生への脅かしです。病苦を、親しい友のように迎えることは、誰にもできません。病むとき、痛むとき、ためらわず癒やしと回復を祈るべきです。一方で、病がいかなる効用をもたないと考えることにも注意が必要です。病は、命が一時的に神から貸与されていることへの、注意深さをも教えています。時には、病が悔い改めの機会となることもあるでしょう。

 「良くなりたいか」という問いかけは、神の恵みへの真剣な渇望を呼びさます主イエスの励ましです。病が癒えて、これまでより良い人生に精進できるように、と主に癒やしを願うとき、病は単なる不運でなく、恵みを運ぶ器となります。

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